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妹氏からの果たし状
先日妹氏がデジパーをかけにきました。
妹氏は高円寺で美容室をやってるわけですが、デジパーを導入したいけど一歩が踏み出せないでモゾモゾしてまして。
妹氏のお店はブリーチのオーダーが多く、自分の髪も金髪にイエローのマニキュアかぶせる位の美輪っぷりでして。笑
そのブリーチ毛にキレイにパーマかけれるのか、自分の髪にやってみやがれという挑戦状を叩きつけられたので、ここはお兄ちゃんひくわけにはいきませんと、鼻息猛々しく迎え撃ちました<(`^´)>
ちなみに、普通にデジパーやるだけでも当然、覚えなければいけない事、身体に沁みこませなければいけない事はたくさんあるんですが、それ通り越してブリーチ毛という応用から入る辺り、ヤツらしいなと、お兄ちゃん思いましたw
結果、
妹氏、マスクにスッピンで来店のため、アプリで加工済みとのこと。笑
自撮りの模様を横から暖かい目で撮る視点がこちらです。笑
妹氏はブリーチ毛で見事なド直毛で、なおかつ膨らみやすい髪質のため、色々な応用もして施術しました。
妹氏はほんとにまっすぐなヤツで、頑張り屋なので、やっぱ応援したくなります。
俺も負けないように頑張るよ^^ありがとうね♪
以下、妹氏へ。
ブリーチ毛へのパーマ要点まとめ
◆スピエラとGMT配合のアシッド還元剤に、酸性シスを少し足して柔らかさとカールの質感の良さを交えつつ、少し細かめにブロッキングを取り、ステム角度で立ち上がり方、収まり方をコントロールしつつ、多めな髪に塗りムラが出ないように1剤処理。
◆少しでもダメージを削り、質感を荒らさないためにドライカットの工程はワインディング前にし、残留しない揮発性の高い皮膜で髪を保護しつつ、ドライしてドライワインディング。ウェットのままだと、水を逃がしにくくなってる毛先の水分コントロールが想定できないため、ここは必須。
ドライワインディングはカール形成効率が落ちる分、大きいフンワリカールが付いて、それが長持ちするっていう利点があるから、加温してどれ位で水分飛ばせるかを逆算してワインディングしてね。
計算間違えると逆に思ったほどカールがつかないってなるけど、ここは経験重ねて頑張って!
たくさんの髪をまとめて巻くと、熱の入りが甘くなるのと、1剤塗布した部分に対して、その還元を生かせない部分が出るから、あまり大まかに巻かないのと、アップステム気味で巻いてね。
◆ウェット時は60度、ドライ時は80度で熱変性が始まるから、髪に熱の影響が過不足なしで与えられるように60度、70度、80度→3分、3分、5分でやったよ。ここを毎回いじりすぎると、もし予定より弱かったりした場合、仕上がりに対して薬のせいなのか、熱のせいなのかが分かりづらくなるから、慣れるまでは熱は固定で、そこから少し低温でやってみようとか、応用するといいと思う!
◆2剤は柔らかさを出すためにオキシでやったけど、2剤でも質感少し変わるから、慣れてきたら臭素酸Naでもやってみてもいいかもね。
ブリーチに対しての要点はこの辺りだけど、そもそもデジパーで覚えておきたいポイントはもっとあるから、1度はパーマ講習受けにおいでね^^