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ko.mo.re.biのアルカリカラー
ホームカラーとサロンカラーというものがあります。
ドラッグストアに売ってるもので自宅で安く染めれるという点で、一定の需要があります。
「サロンで染めたほうがダメージが少ない、色もムラになったり失敗することが少ない」
などと言われていますが、実際、薬の特性の点では、ホームカラーも良くなってきています。
それでも、サロンカラーの方が圧倒的に良い、と、僕らは言いたいところですが(笑)正直なとこ、お店によるな~と思っています。
うちでいうとですが、カウンセリングで、お客様に似合うカラー、似合いづらいカラー、お好みの色味、嫌いな色味、お顔立ちや年齢や雰囲気なども含めた女性像や男性像などをふまえて、一緒にカラーを作っていくというプロセスを辿ります。
ホイルカラーなどの、パーソナルなオリジナルカラーも、ホームカラーではできない事です。
でも、そういう「だからサロンでカラーしましょう」みたいなありきたりな話ではなく、
もっとありきたりな大前提のお話し。笑
カラーのダメージの原因は、言ってしまえば「ランチオニン」と「システイン酸」なのですが、(説明省きますw)
2か月後の髪のコンディションに絶対的に差が出るのが、残留アルカリの除去なんです。
そして、この残留アルカリの除去っていうのが、サロンによって理解があったりなかったりするようなんですね。
そもそも、一般的なカラー剤として使われる「酸化染料」には、薬の特性上、モノエタやアンモニアなどのアルカリ剤というものが含まれています。
これが、モノによっては40日近く毛髪内に残留し続け、髪が濡れるたびにアルカリ活性して、髪を傷め続けます。
ホームカラーの多くは、残留しやすいアルカリ剤が入っていて、それがダメージの大きな原因になっているんです。
これを除去するために必要な事っていうのが、単純なことなんですが、乳化とリンシングなんです。
よく酸リンスという、酸性の水などでpHを整えればそれでアルカリ除去できたと解釈されてる理美容師もいらっしゃるみたいなんですが、実際、酸リンスで髪を収斂させてしまった時点で、アルカリはもう除去できないんですね。
アルカリは水と親和性が高いので、まず、カラー剤を乳化して、高pHで髪がしっかり膨潤してる段階でよく落とします。
ここ、しっかりやらないでいきなりリンシングだと、アルカリが思うように抜けていかないんですね。
乳化で落とせるだけ落としてから、改めてリンシングで、よ~~くアルカリを流します。
ここで注意なのが「炭酸泉」
ここのリンシングを炭酸泉でやってしまうと、むしろ髪の中にアルカリを閉じ込めて、除去しにくくなってしまうので、普通のお湯で流します。
酸リンスなどは、基本的にアルカリ抜きではなく、バッファーといって、髪の等電点(髪が一番安定するpH)の4.5~5.5に戻すための作業なんですが、髪に余分にアルカリが残っていれば、ここでpHを安定させても、結局後日のシャンプーで毛髪のpHがアルカリに戻ってしまうんです。
要するに、カラー施術時の内容で、後日のダメージがほとんど決まってしまうということなんです。
さっき書いた「お店による」というのはそういう事なんですね。
ちゃんと薬剤、毛髪の理解があるか、それを解決する意識で仕事ができるか、これはどうしても施術者の裁量に任せるしかないですもんね。
そういう、余分なダメージをしっかりなくして、その上で、何ができるか、
あとはホームケアという事になります。
カラーによるダメージは頭皮にも及ぶんですが、(カラー1回で頭皮の水分は10%損なわれ、乾燥状態になります)そのダメージした髪、頭皮に、刺激の強いシャンプー剤を使えば当然ダメージはひどくなる一方。
ko.mo.re.biでは、そんな髪や頭皮にやさしいシャンプー、トリートメントはもちろん、どうしも残ってしまうある程度の残留アルカリをしっかり取り除けるまで、髪を優しく等電点に保ってくれる、プラチナムプラス(税込み1,512円)という、カラー毛必需品のホームケアトリートメントを取り扱っています。
ダメージにお悩みの方、絶対使ったほうが良いですこれ。
いろいろ書きましたが、意味はよくわからなくて大丈夫です(笑)
ただ、いろんな意味があって、いろんなプロセスを挟んでいるんだな~位に受け止めてくださいませ^^
僕がわかっていれば済む話なので、安心してくつろいでもらってるうちに仕上がってますので、心を空にして、ko.mo.re.biでの時間を楽しんでください☆