好きなものと、必要なもの
髪型にも、化粧品にも、流行があります。
新しい商品を見て気分が上がったり、好きな香りやパッケージのものを使いたくなったり。今人気の髪型に挑戦してみたくなることもあります。
そういう「好き」で選ぶ楽しさは、大切なものだと思います。
美容師として長く仕事をしていると、髪や頭皮のことをつい難しく考えてしまいますが、毎日使うものだからこそ、気分よく使えることにも意味があります。
ただ、何かに悩んでいるときには、「好き」だけでは解決しにくいこともあります。
フケやかゆみが続いている。年齢とともに髪が細くなってきた。縮毛矯正をすると不自然に硬くなる。美容室ではきれいだったのに、自宅ではうまくまとまらない。
そんなときは、流行や知名度とは少し離れて、今の髪や頭皮に何が必要なのかを考えてみてもよいのかもしれません。
流行を、人に当てはめない
ヘアスタイルも同じです。
流行の形をそのまま当てはめても、骨格や髪質、生え方が違えば、同じようには仕上がりません。
最近は、アイロンなどを使ってスタイリングすることを前提にした髪型も増えています。それを楽しめる方にはよいのですが、毎朝そこまで手をかけられない方もいます。
だからko.mo.re.biでは、髪型だけを見るのではなく、その方が普段どのように髪を扱っているのかまで伺います。
乾かすだけでまとまりたいのか。アイロンを使うことは苦にならないのか。長さを残したいのか。少し雰囲気を変えてみたいのか。
同じ写真を見ていても、選ぶ技術は一人ひとり違います。
縮毛矯正も、髪型をつくるための一つの手段で、クセを伸ばすことだけが目的ではありません。
きれいに伸びていても、その方の骨格や雰囲気に合わず、毛先がまっすぐすぎれば、髪型としては扱いにくくなることがあります。
ギャラリーのスタイル写真をご覧いただきたいのですが、どこまで伸ばすのか。どの部分には柔らかさを残すのか。カットとどのように組み合わせるのか。
結果ちゃんとその人の魅力を引き立てているか。これに尽きると思っています。
場合によっては、全体へ縮毛矯正をかける必要がないこともあります。カットで整えたり、気になる部分だけ施術したりする方が、その方の希望に合うこともあります。
最初からメニューを決めて髪を当てはめるのではなく、まず希望を聞き、髪を見て、いくつかの方法をご提案する。
そのうえで、どの方向へ進むのかを一緒に決めていきます。
商品を好きになってもらうことが目的ではありません
シャンプーや化粧品についても、ko.mo.re.biで扱っている商品を、すべての方に使ってほしいとは考えていません。
今使っているものが気に入っていて、髪や頭皮にも問題がなければ、それを大切に使うのもよいと思います。
一方で、何か悩みがあるのなら、その原因や現在の状態を見ながら、別の選択肢をご紹介することができます。
商品そのものを好きになってもらうことよりも、
「なぜ今の自分にはこれが合うのか」
を理解し、納得して選べることの方が大切だからです。
使い心地や香りを優先したい方もいれば、頭皮の状態や髪の扱いやすさを優先したい方もいます。どちらか一方を否定するのではなく、その方が今大切
にしたいものを聞きながら考えていきます。
その人に喜んで頂くための選択肢を増やせる美容室でありたい
美容師の知識や技術は、難しい言葉を並べるためのものではありません。
これまで諦めていた髪型ができるようになったり、毎朝のお手入れが少し楽になったり、自分の髪や頭皮に合うものを選べるようになったり。
そのために使われて、初めて意味を持つものだと思います。
流行を楽しむことも、好きなものを選ぶことも大切にしたい。
そして、髪や頭皮に困ったときには、流行とは少し違うところから、その方に合う方法を一緒に探したい。
ひとつの考え方を押しつけるのではなく、これまで知らなかった選択肢をお渡しすること。
それが、ko.mo.re.biのしたい仕事です。
美容室選びやメニュー選びに迷っている方も、最初から答えを決めてご来店いただく必要はありません。
今困っていることや、これからどうなりたいかを聞かせてください。髪の状態と普段のお手入れに合わせて、無理のない方法を一緒に考えていきます。
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