Column
コラム
ko.mo.re.bi >> Column
ko.mo.re.biのシャンプー
「かきたりない所はございませんか~?」
よく理美容室のシャンプーで聞かれますよね?
かゆい所があるならしっかりそこもかきますよ~という、お客様が主体となるお気遣いの言葉。
全国でいえば何万件とある理美容室で、それぞれの思うお店の在り方やお客様との関わり方も違うので、それはそれで良いと思うのですが、ko.mo.re.bi的に思う所があるので、ちょっと聞いて。
ko.mo.re.biとしては、プロとしての施術をやる以上、かゆい所がない位しっかりやる、というのはシャンプーの大前提なので、聞かなくても良い位の一シャン入魂でやっています。(ちなみに、カラーやパーマ前のプレシャンプーの場合、頭皮や髪の刺激を考慮して優しめにやっています。)
そことはまた別の切り口で、特に近年、マイクロスコープでゲストの頭皮や髪の状態を、ご本人と一緒に確認しながら施術させて頂いてるので確信に近づいているんですが。
プロの施術としてのシャンプーをしっかりやった上で(←ここ大事)それでもかゆいというくらい、頭皮にかゆみが出る場合、もしくは日常的にかゆみが出る場合、
・頭皮がけっこうな乾燥状態にある
・かゆみで日常のシャンプーを爪を立ててしまってたり、ガリガリかいてしまったりして細かい傷となり、それがかゆみにつながってる
・化粧品やその他の原因でかぶれや発疹ができている
大まかですがこの辺りにしぼられるように思います。
頭皮も皮膚なので、シャンプーして泡立ってる状態でガリガリ過剰にかけば、荒れたり乾燥の原因になったりしますし、その時使ってるシャンプーが刺激の強いものだったりすると余計に頭皮が傷みます。
ko.mo.re.biではそういうシャンプーや化粧品は使わないので、シャンプーの品質によるかゆみという心配はないので、入念に気持ち良いと思って頂けるようなシャンプーをしています。
入念にシャンプーをしてそれでもかゆみがある場合にその方にあった本当に必要なことは、
『もっとかく事』
ではなく、頭皮を保湿したり、頭皮が傷つくような事を普段からしないようにアドバイスさせて頂いたり、かゆみが出ないようなシャンプーをご紹介したり、という事になると思うんですね。
僕はお客様に施術させて頂く時は、一生、その方の髪を切らせて頂けるようにと思っているのですが、長い目で見た時、その方の頭皮は?髪は?荒れさせ続けるのか?癒し続けるのか?大問題なわけです。
なので、シャンプー後はアルコール等、スッとして気持ちよかろうが、より頭皮を乾燥させるようなものはつけず、しっかり保湿効果のあるもので頭皮を保湿させて頂いてます。
過剰に頭皮や髪に負担をかけるような事はko.mo.re.biではいたしめせん。
いたしめせん・・・・・・一番大事な所を静かな決意を秘めた言葉で誤字(笑)
しかしあえて修正はしません。魂の言葉なので、そこを噛んだら噛んだで二言はなし!(はいそこ、憐れんだ目で読まない!)
しかし本当のお気遣いというのは難しいものですよね~~。ご飯屋さんとかで紙ナプキン遠慮なく使えるようにギューギューに入れてくれたりするとむしろとりづらい上、ムリにとるとボリンと全部出てきたり。。あれは気遣いではなく何回も入れるのがめんどくさいからというのもあるんでしょうけど(笑)
気なんか遣うからお客さんが気を使うんだから、気を遣っちゃダメなんだという新手の気遣いもありますし。
もはや哲学。キヅカイ。
けっこうお客様に直接聞いちゃう事も多いですが、かゆい所に手が届くサロンワークを今後も心がけたいと思います。(結局かくんかい)