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頭皮・毛髪の仕組み
先日TVの某民法番組を何気に見ていたら、たまたま髪の毛に関する内容で。
それがまた溢れんばかりの誤情報で・・・
たまたまその番組をご覧になった方がたくさんいらっしゃると思いますが、ko.mo.re.biのHPをご覧の皆さまには正しい知識を持って頂きたいなぁと思い、ヘアケアについていくつかお話させて頂きたいと思います。いくつか、その番組で出た具体例をあげてつっこんでいきたいなと思います(笑)
◆ゴマ、ワカメを食べると髪に良い
こんなのよく聞きますが、臨床的な実験結果は出ていないのですね。
たしかにゴマや豆類の植物性タンパク質は、動物性タンパク質に比べて脂肪分や油分等の過剰摂取はないので、皮脂の過剰分泌につながりづらく、髪の主成分のタンパク質を大量に摂取できるとか、発毛環境には適してるとか聞いたことありますが、結局バランスが一番というところが医学的にやはり正しいようです。
一時流行ったコラーゲンも、結局のところ体内で正しく血肉化するにはビタミンCが必要で、そのビタミンCも余剰摂取分は排尿されてしまう。
結局のところ、髪やお肌の栄養摂取で大切なのはバランスの良い食事を続けるという事だそうです。
◆ドライヤーは冷風で長時間かけて乾かした方が髪に良い
髪は濡れるとキューティクルが開き、膨潤します。その状態での極度な摩擦は乾いてる時以上に傷みます。
冷風で乾かしても、キューティクルはキレイに閉じず、バサバサな質感とざらついた手触りのままかわいてしまい、結局これもずっと極度な摩擦(ブラシや指のひっかかり)を生んでしまい、ダメージに繋がります。
温風のダメージの心配もたしかにありますが、温風で早めに乾かせば、キューティクル全体がキレイに閉じ、摩擦も少なくツヤも出ておさまりも良くなり、スタイリング剤ののりも良くなります。
結果として温風で早めに乾かすというのが一番ダメージは少ないと言えるでしょう。でも過剰な乾かしすぎはNGです。
◆遺伝は髪質と関係ない
髪質は科学的に解明されていない部分が多いので一概に言えないのですが、関係ないと言い切ってしまうのはやはり根拠がなく暴論です。
生物の体が遺伝子情報に左右されないわけはないので、やはり関係はあるでしょう。
ですが、親の髪がうすいから自分も・・・・というわけではなく、2次的な要因(生活習慣やホルモンバランス等)で薄くなってしまっただけの場合も多分にあるでしょうし、逆らいきれない運命の場合もありはするかもしれませんが、隔世遺伝というのもありますし、鵜呑みにして良い情報では決してないのでご注意を。
その他、もろもろつっこみながら見てましたが、忘れました^^;
今は本当に情報が多すぎて正しい知識は逆に昔よりも根付きづらいですよね。
せめてko.mo.re.biのお客様だけはしっかり正しい知識=お得な情報をお知らせしていきたいと思います。