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夏の紫外線【UV-B】
今日もあっついな~~~
お客様の多くの方が「紫外線が気になる」というお話をして下さるんですが、今日は紫外線についてと、それが髪やお肌に与える影響についてお伝えしていこうと思います。
なにはともあれがんばれ!オゾン層!(切実)
紫外線は6月の紫外線が要注意というお話は以前書きましたが、これはUV-Aというタイプの紫外線です。
特徴は有毒性は夏ほど高くはないんですが、皮膚の奥にまで浸透していくという性質があります。
皮膚は3層構造になっていて、表から、「表皮」「真皮」「皮下組織」となっています。
真皮はコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどで構成されていて、主に皮膚のハリや弾力を司っているんですが、UV-Aはここまで浸透してて、コラーゲンなどを壊してしまい、シワやたるみの直接的な原因になっていくんですね。
しかもやつは、雲や雪なども透過してきます。
恐怖!!
だから6月の紫外線は気を付けましょうという話だったんですが、夏の紫外線もちとやっかい。やつの事は通称UV-Bと呼びます。
やつは真皮までは届かないものの、表皮に炎症を起こします。
この炎症から身を守ろうという修復機能が「日焼け」というものなんですが、あれ最初赤くなりますよね?そう、ほんとに文字通り焼けてるんです。
皮膚が焼けてる状態を早く鎮火しなきゃいけないから、しっかり化粧水で保湿!!というのが前回のお話でしたね。
火事は乾燥が続くほどずっと焼け続け、ボロボロになっていきますよね。火で焼けていなくても、肌の水分不足(=乾燥)は大敵なんです。
日焼けした皮膚は乾燥、しみ、くすみの原因になるので、注意点は6月と少し異なりますが、避けるに越したことはありません。あのガッチャマンみたいなサンバイザーもまあしゃーない話です。焼いてしまった方は浴びるように化粧水でケア。
でも化粧水の種類も要注意です。
これ逆に乾燥させんじゃね?っていうものもあるのでほんとに気を付けてくださいね。
そして髪に与える影響。
通常、紫外線が毛髪に当たると紫外線は吸収され、毛髪を構成しているアミノ酸(シスチン、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファンなど)が酸化されて別の物質に変化してしまいます。こうなることで、毛髪を構成しているケラチンタンパクがダメージします。
また毛髪のシスチン結合が切れ、酸化によってシステイン酸が生成することでも毛髪がダメージします。
プールや海水浴などで髪が濡れた状態で紫外線を浴びるとシステイン酸の生成が加速され、さらにダメージが大きくなります。
でも紫外線は良い効果もあるんです。ビタミンD3を作る。皮膚病の治療に用いられる。殺菌効果があるといったプラスの側面。だからなんでもそうですけど、うまく付き合うというのが大事なんですね。
なのでまずは理解を深める作業から。
今回は紫外線の影響にフォーカスしましたが、次は毛髪ダメージについて詳しく書いていきますね。