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皮膚のお話
だいぶ空気が乾燥してきましたね。
今日なんか雪が降るかもしれないそうですが、この雪っていう字って人の顔に見えますよね?見えませんか?そうですか。
この乾燥してくる時期に必需品とされているのがハンドクリームなどのいわゆる「保湿系アイテム」かと思いますが、使っていらっしゃいますか?
ハンドクリーム、当然手が乾燥してくると皸(あかぎれ)や手の皮膚の劣化の原因になるので、もちろんケアは大切なのですが、実際のところ、いくつか大きなデメリットがあります。
基本的にクリームや乳液には個体差はありますが、油分がそれなりの分量で配合されています。皮膚の表面を油でコーティングするという事は、皮脂の分泌をどんどんなくしていってしまう事につながります。
その時の乾燥を防ぐという意味では良いのですが、長い目で見た時、肌質自体が劣化しかねない可能性があるんですね。
ステロイドなどのホルモン剤も、症状の緩和には効果的なのですが、逆にホルモン機能は低下していくという事をしっかり自覚して使う必要があるものなんですね。
少し掘り下げてご説明しますが、皮膚の働きは
①保護作用・・・皮下のデリケートな組織(細胞)をしっかり保護する役割
②排泄作用・・・汗・垢・脂を出すことで体内の老廃物をスムーズに排泄する(特に重金属)尿や便で排泄できないものを汗や脂で排泄するため、この働きが損なわれるとトラブルにつながりやすくなる
③吸収作用・・・皮膚には分子量1000以下の低分子の物は、善悪を問わず皮膚に浸透させてしまうため、クリーム、乳液、オイルなどは慎重に選ばなければアレルギーを起こしかねない
といった、3つの働きがあるんですが、特に③の吸収作用の、「分子量が1000以下の有害物質」と毒性は
①鉱物油(石油)・・・流動パラフィン(主にミネラルオイルと表記!)ミシン油 ⇒ 発がん性
②重金属・・・サルファ剤(ニキビ予防によく使われている!)、スルファミン ⇒ 炎症・アレルギー
③ホルモン剤・・・ステロイド(副腎皮質ホルモン)プラセンタエキス(女性ホルモン)⇒ ホルモン機能の低下
④タール系色素・・・赤色○○号、黄色○○号、青色○○号(特に赤200代) ⇒ 発がん性
・・・・これけっこうね、入ってるんです、普通の化粧品に。
ネットではけっこう色んな情報がとっちらかっていて、例えばミネラルオイルの毒性はないと言われてたりするのを見たことがありますが、皮膚に浸透作用があり、アレルギー体質やアトピー体質の方が多い昨今、正直言って、毒性が誰にもないと言い切る事は大いに危険だと思います。
もちろん、自分には何も悪影響は感じないという方は、そんなに気にされなくて良いと思うんです。
例えばジャンクフードばっかり食べてタバコ吸いまくってるのに長生きする方もいれば、昔から気をつけてても体調を崩しがちな方もいます。そんな中で、ご自分はどうなのか、どうなりたいのか、という事だけを考えて頂ければ良いと思います。
それだけに、正確な情報を仕入れたうえで判断して頂ければ、この長くて妙に固い文章も報われるってもんです(笑)
ただ少なくても、コモレビのゲストの皆様、皮膚や髪など含めた自分のトータルの健康やキレイさをお求めの方、そういった所にトラブルを感じてる方に、健康で健全な美しさを備えて頂くため、この辺の皮膚や化粧品の基礎知識からしっかりお伝えしていますが、気になるようであればぜひお店で聞いてくださいね。ここでは書けないような事盛りだくさんでお話します^^
なんじゃかんじゃ書きましたが、化粧品、特に皮膚につけるものは慎重に選ばないといけないという事がいえますよね。
とりあえず上記を集約して2つにまとめますと、皮膚に付ける化粧品で大切な事は・・・
①皮膚に異物となるものはつけない
異物=アレルゲン(石油系界面活性剤、旧表示指定成分など)を付ける事は皮膚だけでなく人体にも有害なことです!
②皮膚の恒常性を保つ
皮膚はいくつかの大切な働きをもっています。その本来の機能を保ち、自然治癒力を高める事が大切です!
これ、ほんと大切。お友達にも教えてあげてくださいね~。